とことこ

おいしいものブログ

【読書術】次に読む本おすすめ【アウトプット】

インプットとアウトプットで読書を活かす!

 

読んだ本の感想です。次に読む本を探しておられる方の参考になれば幸いです。

今回は読書をビジネスに活かす系の3冊!

ビジネス・教養書の読み方や、アウトプットのトレーニンに役立つ本ですよ。

 

ただ、『考え方』としてはビジネスパーソンでなくても当てはまるものですから、まず親が咀嚼した上で、お子さんの読書や学習に対してアドバイスしてあげられる内容だと思います!

 

「学びを結果に変える アウトプット大全」 樺沢紫苑

 

インプットすると、脳の中(脳内世界)の情報や知識が増えるけれども、それらを現実世界で変化・影響として効力を発揮させるには、アウトプットが必要とのこと。

 

アウトプットを伴わない大量のインプットよりは、積極的なアウトプットの方が重要だそうです。

 

書く・話すといった運動神経を使った記憶は運動性記憶と呼ばれ、一度覚えるとほとんど忘れることがないらしく、それゆえにアウトプットは大切なんですね。

 

面白かったのが、『落書きは記憶力を高める』というお話。

記憶の法則のひとつに、喜怒哀楽が刺激されると記憶が増強されるというものがある為、感情を刺激する効果のある落書きは、記憶強化に繋がるそうな。

 

私の教科書は落書きだらけだったんですが、いやぁ、あれは有意義だったんだな~!!(成績はまずまず、でした笑)

 

『上手い文章を速く書く』ためには、まずたくさん読み、書いた文章にフィードバック(アドバイスや批判を含めたコメント)をもらうことが大事なんだそうです。

 

誰かに読まれるという緊張感の元で文章を書いて公開することによる刺激が、成長を促進するんですね。

 

ちなみに、『速く』書くには、仕上げる時間を予め設定しておくことと、先に構成を決めてから書き始めることが大事とのこと。

 

これらはそのままブログにおけるライティングにあてはまるので、ブログを続けると自ずと文章力が磨かれ、しかも速く書けるようになるってことですよね。ヤッターーー笑

 

書くトレーニングをしよう、勉強しよう、という意識で取り組むより、実地(ブログ)で実践していれば技術がついてくるんだと思っておく方が、前向きに継続できていいな~~なんて思いました。

 

 

「遅読家のための読書術 情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣」 印南敦史

 

著者が提唱している『フロー・リーディング』とは、フロー(flow)=流れる、つまり「その本に書かれた内容が、自分の内部を"流れていく"ことに価値を見出す読書法」ということだそうです。

 

読書の本当の価値は、書かれていることの100%を写しとることではなく、価値を感じられるような1%に出会うこと、という主張に、なるほど。

 

面白かったのは、読書を習慣化する上で、読みたいかではなく速く読めそうかで本を選ぶのが重要だというお話。

 

速く読める本9割、速く読む必要がない本(ストーリーがあるコンテンツなど)を1割の比率にし、読み終わった本がどんどん増えていき、前に進んでいる感じを味わうのが継続のコツとのこと。

 

今までの読書に対する価値観に照らすとかなり抵抗があるんですが、最近意図せずしてこのような本の読み方をしていて、そう言えば結構な冊数を読んだ(従来比)し、それなりにそこから得るものはあった気がするので、今後も続けていきたいな~と思います。

 

この読み方をする際は、最後にその本の中から『最高の1行』を選び出すんだそうです。この本を読んだ価値のすべてはこの1行に集約されている、といえるような部分を抽出するんですって。そしてその1行に感動した理由をストックする。

 

これって、先日ご紹介した本の要約アプリSMITHがやっていることだ! と目から鱗でした。なになに? と興味を持っていただけましたら、こちらの記事をご参照くださいね。

 

本来自分でやるべき作業をプロが代行して配信してくれるサービスってことか~~! でもそんなおんぶにだっこで身に付くのかしらん……。試してみようっと。

 

脱線しましたが、12冊読んだら更にその中でベストだといえる1冊を選ぶというのを繰り返し、1年の終わりにはベスト・オブ・ベストを選ぶんだそうです。なんだか楽しそう。

新たな自己発見にも繋がりそうですね!

 

 

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術」 山口周

 

ビジネス書は規定演技、教養書は自由演技』というフレーズに、なるほど……。

 

「これを知らなければ及第できない」規定演技(ビジネスに関連する知識)と、「組み合わせることによりその人らしい知的成果物につながる」自由演技(教養に関連する知識)という考え方。だから両方読まなきゃいけないんですね。

 

ちなみに教養書(リベラルアーツ)とは、以下のようなジャンルを指すそうです。

哲学、歴史、心理学、医学・生理学・脳科学、工学、生物学、文化人類学

 

ハッとしたのは、読書をどれだけその人のユニークな知的生産につなげられるかどうかは、「この本には何かある」という感度によって大きく左右される、というお話。

 

まぁあんまり意味ないだろうけど何となく読んどくか……という心構えで読むのと、ここには自分に必要な知識があるんだと信じて読むのとでは、成果は変わってきますよね。

 

リベラルアーツの読書で得られる知識はビジネス書で得られる知識とは違い、そのままビジネスの世界に活用することはできないため、細かい要素を捨ててしまってミソを抜き出すこと、「要するに○○だ」とまとめてしまうこと(=抽象化)をしなければならないのだそう。抽象化ができないとそれはただの物知りでしかない、と。

 

これも納得でした。漫然と読むのではなく、必要な知識を必要な形で抽出するという作業が大事なんですね。

 

 

3冊とも勉強になりました!

 

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