とことこ

おいしいものブログ

良い上司とは?

良い上司ってどんな人?と聞かれて、「話をよく聞いてくれる人」と答える方は多いかと思います。

 

私も考えてみました。

話を聞いてくれるのもすごくありがたいですが、「信頼して任せてくれて、いざという時の責任は取ってくれる人」がカッコイイです!!

 

ある時、二十代の女性社員が、上司をして「雑談なんかしかけてこなくていいから業務上必要な最低限の会話だけでお願いしたい」と評していました。

 

上司が何とか彼女と打ち解けようと頑張っているのを行動の端々から感じ取っていたので、それが逆効果になっていることは気の毒であるものの、彼女の意見もわかるなぁと……。

 

今は、仕事の付き合いとプライベートのそれとを完全に切り離したい人が大半ですもんね。私も年々そうなっています。

 

昔は同僚と休日も遊びに行くなど、親しくなれば仕事上の関係を飛び越えて友人になったものですが、一定の年齢を越えたあたりから、社内でどれだけ親しくしていてもメールアドレスの交換すらしなくなりました。

 

社会の風潮に合わせたという面もありますが、自分自身、色々と好ましくない経験を積むなどして、警戒心が強くなってしまった結果です。

 

かつては上司と飲みに行き、仕入先様にご馳走になり、取引先の方から贈り物をいただいたり、後輩と旅行に行くなど……思い返せばとてもオープンに仕事関係の方とお付き合いしていました。

 

また同じことをやれと言われれば、疲れるので嫌と即答しますが、当時はそれが楽しかったですし、仕事の役にも立っていました。

 

多方面から可愛がっていただいている方が、何かお願いするにも快く引き受けてもらえますし、ご迷惑をおかけしても寛容にお許しくださるなど、助けられることが多かったので。

 

とは言え、そこまでパーソナルスペースに立ち入らずとも、適切な距離感を保ったまま気持ちよく仕事上の関係性を作ることは可能だとわかりましたので、今はあの頃に戻りたいとは思いません。(踏み込んだ付き合いにはそれゆえの面倒も付いてきますからね……)

 

話が逸れてしまいましたが、「親しげに話しかけてくれる上司」自体は、今の時代にそぐうものの、「親しい=プライベートへの介入」ではないことを心得ておかねば失敗するのが現代ですよね……肝に銘じておかねば。

 

趣味は?

この休日は何してたの?

こんな話は「相手に許された時」にしか、しないのがルールでしょうね。

 

私にとって良い上司とは、話を聞いてくれることよりも、「信用しているから任せるよ」と、ある程度放っておいてくれて、その上で力及ばず問題が発生しても、「それをフォローするのが私の仕事です」と仰ってくださるような方ですね。

 

そんな都合の良い……と言われてしまいそうですが、実際おられます!

 

そういう尊敬すべき方なら、多少面倒な仕事を頼まれても引き受けようと思えますし、迷惑をかけぬよう丁寧な仕事を心掛けもします。

 

「あの人はミスをしても怒らないから適当に楽してやろう」というタイプの部下とは相性が悪そうですが、私は忠臣タイプなので笑、『放任、事後任せろ系』上司とは合っていると思います。

 

例えよく話を聞いてくれたとしても、(嫌な言い方ですが)気休めにしかならないことが大半ですしね……。

 

問題点を指摘しようが不平を述べようが提案をしようが、一社員の意見で組織を動かすことはそうそう叶いませんから。

 

それでも、聞いてもらえるだけで救われることもあり、「聞き上手」の上司に恵まれるのはありがたいものです。

 

はなから聞く気がない態度は、存在を無視するも同然であり、そんな上司を信頼するわけがないので。

 

私も、相手が望んでいない領域に踏み込むことなく、ただ上手にヒヤリングをして、少しでも悩みの解決や心の癒しに寄与できるような存在でありたいです。

 

そして責任は私が取るからあなたらしく頑張れと言える境地に……

到達できるのは何年後なのでしょうか!?(生きてるうちに叶うのか??)